塩の街/有川浩(著)簡単なあらすじと感想

小説

「塩の街」

著者:有川浩

出版:メディアワークス

初版:2007/6/30

 

あらすじ

だれも想像しなかったような災害が日本を襲った。

いや、これが果たして災害なのか、何が原因なのか、日本国内のみで起こっているのかどうかさえも誰にもわからない。

わかっているのは、大切な人たちが次々に命を奪われ、残された者たちの生きる気力が、失われかけているということだけ…。

この災害で両親を無くし、一人ぼっちとなった女子高校生の危機をひとりの男が救った。

それをきっかけに男は少女の保護者となり、二人は共に暮らし始めた。

少女は、無愛想だが暖かな庇護を受け、徐々に笑顔と持ち前の明るさを取り戻して行く。

また男も、守るべき少女の存在と、その芯の強さに励まされながら、自分の果たすべき使命と向き合うことになる…。

 

感想

「空の中」「海の底」「塩の街」の3部作のシリーズですが、私はこの「塩の街」が一番好きです。漂流感が一番強いからでしょうか。

 

異常なことが起こってしまった世界が舞台になっているので、最初からどうしても悲しい空気が漂いますが、これは恋愛小説だ、とすれば非常にロマンチックな設定です。

非常事態中の世界で、男女がお互いしか頼る人がいなくて、助け合いながら惹かれ合いながら生き延びていくという、これぞ漂流もの(恋愛寄り)の王道を行っています。

 

主役の二人は、マイペースだけれど芯がしっかりしている若い女の子と、上官キャラの不愛想な年上の彼です。

有川浩さんの本ではおなじみすぎる設定のカップルですが、いいのです、この設定が一番ときめくのです。今回も徹底的にときめかせてくれます。

 

今、急に思い出しましたが、少し昔にテレビドラマになった「漂流教室」と、ときめくポイントが似ています。あのドラマが好きだった方にはこの本はおすすめです。

 

一番、イイ!と思ったセリフは、

「高範だ。呼んでみろ」

です。

 

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