日本史を思い出すのにピッタリの一冊!

「東大教授がおしえるやばい日本史」
監修:本郷和人
出版:ダイヤモンド社
初版:2018/7/11

”東大教授がおしえる“に胡散臭さを感じたものの、表紙を見る限りは、東大アピールが控え目だったので、読んでみました。

とても面白かったです。
内容は、卑弥呼の時代から昭和までを広く浅く、面白おかしく解説しています。
時代の流れを短時間で把握、または確認したい場合に適した一冊です。
全編カラー印刷で、文章も分かりやすく、人物相関図やまんがや年表も使って、印象に残るような内容になっています。

ひとつひとつの事柄については、あらすじ程度の紹介のみなので、深く理解したい時には向いていません。
ただ、あまり参考書には載っていないような、歴史上の人物の趣味や癖について言及しているので、その人物のキャラクターや性格をイメージしやすいです。楽しめました。

意外なイメージだったのは、土方歳三です。
もともと、ハンサムでモテモテ、頼りがいのあるリーダーというイメージでしたが、ちょっと変わりました。
モテモテではあるけれど、お店の女の子からの営業メールをラブレターだと思い込み、わざわざ実家に自慢気に報告したり、俳句が趣味だったけれどヘタだったり、ちょっとイタイ一面を知りました。

歌手になりたいジャイアン、趣味のバイオリンが殺人的な音色を奏でるしずかちゃん、ナルシストなスネ夫…
と共通する一面ですね。