家族シアター/辻村深月(著)感想

「家族シアター」

著者:辻村深月

出版:講談社

初版:2014/10/20

 

家族にまつわる短編集です。7つのお話が掲載されています。

1話目と2話目のお話は姉妹、姉弟のお話です。この二つのお話を読んで、

「うんうん、こういう感じの短編集ね、じーんと来る、いい本だねぇ」

と、のんびり構えて読み進めた3話目。

 

読み終えた途端、読後感の清々しさに衝撃を受けて、この3話目だけ何度か続けて読んでしまいました。

3話目は母娘のお話です。このお話を読んでいる短い時間で考え方が変わるほどでした。

勉強ができるとかできないとか、人付き合いが上手いとか下手とか、そういうことよりも大事な人間の性質ってあるよなぁ、いざっていう時に発揮されるよなぁと、しみじみ思いました。

 

続く4話目は父親のお話、5話目は姉妹のお話で、これらは1・2話目と同じくらいの「じーん」。

 

そして6話目がまた素晴らしかった。

じいちゃんと孫娘のお話ですが、このじいちゃんが粋でかっこいいです。

孫娘の気持ちもすごくわかるから、孫娘の気持ちになって読むと、じいちゃんのかっこよさに感動します。将来はこんな大人になろう、と決心しました。きっと間に合う。

 

最後の7話目は、ドラえもんネタです。私もドラえもん好きです。

 

3話目と6話目が特別に気に入ってしまいました。

単行本で買ったのだけど、持ち歩けるように文庫本でも欲しいです。